米国専門委 葉酸サプリの摂取を出産適齢期の全女性に推奨

サプリ

厚生労働省が妊活・妊娠中の女性に摂取を推奨している葉酸サプリですが、米国では予防医学専門委員会が出産適齢期の全ての女性に葉酸サプリの接種を推奨すると発表したそうです。葉酸サプリの摂取については2009年に推奨する勧告が医師会雑誌に発表されていましたが、科学者の間で議論が続いていました。今回、再調査の結果、改めて摂取を推奨することを発表した形になります。個人的には、発表したのが「予防医学」専門委員会であることに興味を覚えました。

日本では、健康保険制度が充実していることもあって、「すぐに病院に行く」「薬は病院でもらう」と言う感覚が強いと思います。小さなお子さんをお持ちの方や、お年寄りと一緒に暮らしている方は特にそうなのではないでしょうか。それに対し、医療費が高いアメリカなどでは「予防」と言うことが非常に重視されていて、サプリなどにも関心が高いと聞いたことがあります。確かに病気になってから医者にかかるより、病気にならないよう努めることの方が合理的だし、何より本人にとってもいいことですよね。

ただ、この流れが介護保険にも出てきていることには個人的には危機感を覚えています。少しの介助で自立できる人に、予防と称して運動を進め、介助を減らそうと言うのはちょっと違うかな、と。でも、「予防重視」の流れは、これからも続いて行く気がしてなりません。

ひと口に「予防」と言っても、葉酸サプリの問題は病気の予防とは異なり、摂取が推奨されているのは胎児の脳と脊椎に発生する先天異常を予防するためです。もちろん、葉酸はママにも良いので、赤ちゃんと二人分の効果が得られるわけです。

ただ、産まれてくる赤ちゃんのためにと思って飲むのなら、本当に効果のある葉酸サプリを摂りたいですよね。胎児の先天異常のリスクを低減するためには、毎日400μgの葉酸を摂取する必要があると言われています。サプリを飲むのなら400μgの葉酸が含まれているだけでなく、葉酸の型にもこだわる必要があります。厚生労働省が推奨しているのはモノグルタミン型の葉酸なので、この点は必ずチェックしてから選ぶようにしたいですね。

妊活・妊娠中の女性が葉酸サプリを摂取すべきと言うことは、以前から言われていたことですが、今回は改めて確認する形になりました。葉酸サプリの効果が最もよく現れるのは受胎の前だそうです。だとすれば、出産適齢期の女性は葉酸サプリを飲んでおいた方が良いと言うことになります。このニュースをきっかけに、葉酸サプリを飲む適齢期の女性が増えるといいなと思いました。

葉酸の毎日摂取、出産適齢期の全女性に推奨 米国専門委

【AFP=時事】米国予防医学専門委員会(USPSTF)は10日、出産が可能な、または妊娠を考えているすべての女性に、葉酸サプリメントの摂取を推奨すると発表した。先天異常リスクを低下させることが目的だという。

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